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2015/09/22

Hastler 〜ハスラーの役割と求められる能力〜

こんばんは、小俣です。

本日からスタートアップにおけるハスラーというポジションの役割やハスラーに必要なスキル、心構えを様々なテーマに分けて、お伝えしていきたいと思います。

これから起業される方や企業の営業担当の方はもちろん、営業などに馴染みのないデザイナーやエンジニアの方にも楽しんでいただける内容にしていきますので、今後の更新も楽しみにしていてもらえればと思います。

■Hastler(ハスラー)とは?

早速ですが、第一回目はハスラーとは何か?についてです。

スタートアップ界隈ではよく耳にするワードですが、一般的にはなかなか聞き慣れないポジションだと思います。

THE BRIDGEの「無敵のスタートアップチームの構成とは?」にもまとめてありますが、ハスラーとは、「人間関係を常に作り、多くの顧客や提携の可能性のあるパートナーと信頼関係を構築していく。また、常にパッション溢れる情熱的な人で、正確に自分の想いを他の人に伝えられる人」だと、私は解釈しています。

つまり、ハスラーは、単に物を売り込むことができれば良いというわけではなく、ネットワーキング力であったり、プレゼンテーション力なども同時に求められるポジションであるわけです。

■ハスラーに求められる能力

以上を踏まえて、ハスラーに求められる能力を私なりにまとめるとこんな感じです。

・良好な人間関係を構築する力

・顧客に商品やサービスを販売する力

・プレゼンテーション力

・パッションを維持する力

少なくともこれらの分野で、ある程度の経験や自分なりのノウハウがあることが望ましいといえます。

ただこれらの能力を正確に測ることは難しいため、「結果」で示すことが必要となります。 しかし、人間関係は一朝一夕には構築できないため、良好な人間関係を構築する力などは傍からみると測りにくい能力でもあります。

そういった中で求められてくるのが、「在り方」です。これもまた曖昧ではありますが、その人の存在・姿勢が、メンバーに元気を与えたり、円滑なコミュニケーションを促すキッカケとなったり、チームに対してポジティブな影響力を発揮しているかどうかということです。こちらに関しては、日々共に働くメンバーの実感値として測られるものになるでしょう。

仮に、アライアンスなどがすぐに実を結ばない場合でも、常にハスラーは情熱を持って事業に取り組む姿勢を示さなければなりません。

■引き出しをたくさん作ろう!

ハスラーは、簡単に言ってしまえば、会社やプロダクトを外部に広げていく存在です。ということは、必ず人とコミュニケーションを取る必要性が発生してきます。 しかも、その中で正確に自分の想いや考えを伝えなければなりません。

そのためには、1つの明確な正解がないコミュニケーションにおいて、「こういう状況ならこれ」という対処法の引き出しを多く持っている必要があります。

いくら心理学的な勉強をしてテクニックをいっぱい知っていても、文脈(話の流れや意図)をしっかりと読み取ることが出来なければ、それらはまったく意味をなしません。

つまり、こういう文脈の時には、こういう風に伝えれば伝わりやすいという引き出しをより多く持つことができれば、相手に対してこちらの意図や想いを伝えられる可能性は高まるということです。

ハスラーは、この引き出しを増やすためにも、普段から積極的に幅広い年齢や異業種の方、異性と話をする機会を作り、多様な文脈の中で正確に自分の考えや想いを伝える経験を積んだ方が良いと私は考えています。

営業的なテクニックやノウハウに関しては次回以降でお伝えするとして、ハスラーをはじめとした外部に会社やプロダクトを広めていくポジションに就いている人は、まずは誰よりも積極的に人と会って、話をすることから始めてみるのはいかがでしょうか?

■今後の更新予定

今回は、外部と会社やプロダクトを繋ぐ「ハスラー」という役割やハスラーに求められる能力についてお伝えしました。

次回からは、ハスラーとしての具体的な活動である、「営業」や「プレゼンテーション」などに関してスキル的なことや心構えの部分も含めてお伝えしていきたいと思います。

以下が現時点での更新予定のテーマです。 ※各テーマ数回に分けて更新するつもりです。

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・営業について

・人間関係について

・プレゼンテーションについて

・パッション(モチベーション)について など

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私の実体験から得た気づきやこれまでに学んできた知識をselfreeブログを通して発信することで、読者の方の何かしらのお役に立てれば幸いです。

引き続き宜しくお願いします!!