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2016/04/01

意外と知らない!フリーダイヤルのあれこれ

電話サポートに力を入れるにあたり、フリーダイヤルの取得を考える方もいるかと思います。実際にフリーダイヤルを導入すると、どのような効果が期待できるのでしょうか?

本記事では、知っているようで知らないフリーダイヤル(着信課金電話番号)について書きました。

着信課金電話番号って何?

着信課金電話番号は、フリーダイヤルやフリーコールなどと呼ばれ、「0120」や「0800」から始まります。そして、この電話番号は文字通り、通話料を着信側(着信課金電話番号を導入している側)が全て負担するという特徴を持っています。

また、0120もしくは0800から同じように電話番号が始まっても、「フリーダイヤル」、「フリーコール」などと呼び方が異なります。これは、電話番号を発行する企業によって呼び方が異なるためです。NTTコミュニケーションズが提供する0120番号は「フリーダイヤル」と呼び、KDDIが提供する0120番号は「フリーコール」と呼びます。

※以下本文中では、着信課金電話番号のことを「フリーダイヤル」と呼ぶこととします。

導入の流れ

まず、フリーダイヤルを利用するには、一部例外がありますが、基本的にはすでに電話回線および電話機が設置されていることが前提です。フリーダイヤル専用の回線が必要となるわけではなく、既存の電話回線にフリーダイヤルをつけるイメージとなります。また、固定回線ではなく、IP電話を導入されている場合でも、フリーダイヤルをつけることが可能で、その場合通話料が割安になります。

これから電話窓口を開設しようと考えている企業がフリーダイヤルを取得しようとする場合は、まず電話回線を引いたあとにフリーダイヤルを取得するという流れになります。

通常は、NTTやKDDIに対してフリーダイヤル取得希望の旨を連絡し、契約内容の確認、申込書のやりとり、番号付与工事、運用開始となり、運用開始までは早くても1週間程度はかかると見積もっておいた方がいいでしょう。

費用感

フリーダイヤルの費用は、基本的に「サービス利用料」+「通信料」となります。サービス利用料は、NTTコミュニケーションズの場合、1フリーダイヤルあたり2,160円/月か、1電話回線あたり1,080円/月から選ぶことができるようです。現在、ビジネスフォンを導入しており、3回線以上の回線契約をしている場合は、1フリーダイヤルあたり2,160円/月のプランを選択した方がお得といえます。

また、通信料はお客様と通話するエリア(距離)に応じて変動するため、ご興味ある方は改めてフリーダイヤル提供元企業のサイトをチェックしてみるといいかもしれません。別途、数千円の設定工事費用が発生する場合もあるようです。

フリーダイヤルの導入効果って?

1.企業に対する安心感の醸成に向いている

フリーダイヤルは、1985年から提供が開始され、多くの企業に利用されてきました。このように長く利用されてきた歴史自体が、フリーダイヤルが企業への信頼感や安心感を醸成するのに一役を担ってきた証といえるかもしれません。

2.オフィスを移転しても番号変更する必要がない

通常の固定電話番号だと、オフィス移転をする際に変更する手間が発生します。しかし、フリーダイヤルであれば場所を問わず利用できるため、継続的に利用していくことが可能です。

3.距離を感じさせない

電話番号がフリーダイヤルではなく、市外局番(03や06、094など)の場合、その地域以外の人にしてみると番号に馴染みがなく、心理的距離を感じてしまう場合もあるでしょう。0120の場合、こうした心理的距離をなくして、気軽に問い合わせできる雰囲気を醸成するのに効果を発揮します。

CallConnectなら・・・

最後に少し自社サービス「CallConnect」のご紹介ですが、CallConnectならネットからお申し込みするだけで、即日フリーダイヤルを取得することができ、特に工事なども必要なく、すぐにブラウザ上で電話の受発信などが可能になります。残念ながら、業界的に0120番号は枯渇していて、現状だと取得しづらいのですが、0800番号であればものの5分で取得できます。

これからウェブサービスの電話窓口などを開設しようと考えている方には、拡張性や柔軟性があるので最適かと思います。

まとめ

今回は、フリーダイヤルの基本的な部分についてご紹介しました。フリーダイヤルは決して大手企業やコールセンターだけが導入するものではなく、お客様との心理的距離をできるだけなくし、お客様が気軽に電話問い合わせできる環境を作りたい企業であれば、立ち上げ間もない企業でも導入してみるといいかもしれません。