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2016/12/27

SWTT イベント登壇レポート

こんにちは、本間です。

12月14日に Salesforce World Tour Tokyo 2016 (以下 SWTT2016) のカンファレンスが虎ノ門ヒルズで開催され、私が “Heroku成功事例に学ぶアプリケーションデザインの勘所” として登壇いたしました。本記事ではその背景と、発表を通して学んだことについてシェアします。

発表スライド

selfree の CallConnect は、 Heroku という セールスフォース・ドットコム 社の PaaS サービスを用いて運用しております。今回のカンファレンスでは、 Heroku 100% でサービスを運営している者として、事例を共有しました。

発表スライドは以下です。

本イベントの裏話的なことを以下、記します。

きっかけは Salesforce 連携

CallConnect では、Salesforce の顧客情報と CallConnect の顧客情報を同期する機能を提供しております。その機能の実装に当たって、 Salesforce 開発に詳しいお方に事情を伺おうと思い、 Twitter で繋がっていた Salesforce のデベロッパーの方 (Kさん) に連絡したことが全ての始まりでした。今思えば、この Kさんとのつながりが全ての始まりでした。本当に感謝しております!

Salesforce と 電話は顧客をサポートする上で非常に重要な機能であり、 Salesforce 連携をすることで着信時に顧客情報が表示されて電話の対応履歴が Salesforce 上で管理するというのは今でも多くのニーズがあります。諸々話を伺い、その実現可能性についての情報や Salesforce そのものについてのお話を聞くことができました。

そしてそのあと、Heroku Meetup という Heroku ユーザーの集いのようなイベントがセールスフォース社で行われました。このイベントで、私は Kさんからの紹介で発表する機会を得ました。

Heroku をこよなく愛する私は、思う存分 Heroku への思いを話しました。本発表が、今回のカンファレンスの内容のベースとなって、 SWTT2016 の登壇につながりました。私は Heroku Meetup の内容をより洗練させて当日の 虎ノ門ヒルズでの登壇に備えました。

私と一緒に登壇するのは、トレタ社の増井さん。エンジニア界隈では知らない人はいない有名な方です。無名な私は世間体を気にせず思いきり話せばいいのだと思いながら無事公演を終えることができました。

お陰様で事前予約で満席となり、当日は200名を超える方に聴いていただきました。本当にありがたいことです。私はその思いに応えるべく Heroku Meetup 以上に熱く公演しました。

公演の後、増井さんとサービス開発のお話や日頃の生活のお話などができて、とても参考になりました。自分の時間を作って新たらしい価値を生み出し続けることの大切さを改めて感じました。増井さんはその行動力が特に突出していました。

Heroku の今後

先ほどもお伝えしたように、私は Heroku をこよなく愛しております。今後も Heroku を使い続けていきます。

実は Heroku を本番環境のメインサーバーで運用している Web 企業は非常に少ないのが現実です。一般的には AWS や GCP など、 IaaS と呼ばれるサーバーの構築を自社で行う方法が今でも選ばれています。

私はそんなトレンドを崩し、よりサービスの改善にフォーカスできる Heroku の普及を、 Salesforce の方とともに進めていきたいと強く思っています。そのためには、まずは私たちのサービスが、 Heroku の成功事例としてより多くの方に知っていただきたい。そして、「CallConnect が Heroku で動いているのだから、うちの新サービスでも使えるだろう」という判断材料になれれば良いな、と考えています。

間違いなく Heroku は本番環境でも動作できる素晴らしいプラットフォームです。今回のカンファレンスの登壇によって、その思いがより強くなりました。

もし Heroku に興味のある方は、ぜひ情報交換していきましょう!

一つの出会いが思わぬ結果を生む

些細なきっかけが、今回のようなカンファレンス登壇までつながることもあります。私は今後も人と人とのつながりを大切にして自ら積極的に “発信” し続けることを忘れずにいきたいと思います。

発信を続ければ、やがて大きな舞台で発信する機会を得ることができる。やるかやらないかの違いだと今回の件で強く感じました。

selfree の Value の一つに、”Output” があります。これからも積極的な Output で自ら学び広めていくことを忘れずにいきます。