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2017/01/07

豪華なオフィスについて考える

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こんにちは、セルフリーの小俣です。

2017年が始まって、1週間が経ちました。52週間のうち、もう1週間が終わったことになるので、今年も悠長に構えている暇はないなと、危機感を募らせています。

そんな中、つい先日、会社メンバーとオフィス環境について話す機会があったので、今日はタイトルにある通り、「豪華なオフィス」についての考察を書いていきたいと思います。

そもそも、豪華なオフィスは必要?

小洒落た内装に、ビリヤード台や卓球台があるオフィス。
最近では、このようなオフィスを構えるスタートアップもよく見かけるようになりました。 オフィス環境を整えることに必要以上のお金をかけているように私には見えるのですが、もちろん狙いがあるのでしょう。

一つは、社員がより集中して、気分良く働けるようにという狙いでしょうか。
たしかに豪華なオフィスにすることで、生産性が高まったり、離職を防げるのであれば、これは企業にとって願ってもないことです。

もう一つは、企業のブランディングという狙いでしょうか。
メディアに取り上げてもらえるネタになるかもしれませんし、豪華なオフィスの方が人材採用などの場面でPRできることが増えて、良いかもしれません。

しかし、私はどうも豪華なオフィスを構えることにそこまでの魅力を感じないのです。

豪華なオフィスより、社員一人ひとりの多様性に応じて選べるオフィス

私たちの会社では、東京と熱海に質素なオフィスを構えています。適宜、メンバー全員が集まって、一つのオフィスで働くこともありますが、基本的にはリモートワーク(テレワーク)を実践しています。 台風などで天候が悪い時は、在宅での仕事も可能です。

こういった働き方を始めてもう2年が経とうとしていることも影響しているのでしょうが、わざわざ一つのオフィスに必要以上のお金をかけることが重要だとは思えないのです。

仮に、社員の生産性向上や離職を防ぐことを目的に豪華なオフィスを構えたとします。 しかし、本当にそれによって目的は達成されるのか、非常に疑問が残ります。
人によって集中できる環境や働くのに望ましい環境は異なるはずです。 いくら豪華なオフィスでも、全員が全員そのオフィスで集中して働けるとは限りません。そもそも通勤しなければならないことをストレスに感じている人もいるでしょう。

豪華なオフィスを構えることでそれらの目的を達成しようとするのには、いささか無理があるように思えるのは私だけでしょうか。
むしろ、海が大好きな人は海の近くで波の音を聞きながら仕事をできる自由があった方が、生産性の向上を期待できるのではないでしょうか。
自分にとって一番ストレスがかからず、仕事に集中できる場所で働くのですから、自ずと社員満足も高くなるでしょう。

豪華なオフィスを構えるのにお金をかけるのであれば、そのお金を社員一人ひとりが好きな場所で働けるように会社の仕組みを変えたり、補助制度を整えるために使った方が良いと私は考えています。

重要なのは、豪華なオフィスを構えることではなく、ベストパフォーマンスが出せる場所を自由に選べることです。

不用意に場所に縛られず、最も生産性が高まる場所を選んで働く

テクノロジーの進化に伴い、リモートワークといった働き方を実践するのに役立つツールも安く手に入れられるようになりました。 すでに一つのオフィスでなければいけない理由も、ましてや豪華なオフィスでなければいけない理由もないのです。

社員一人ひとりの多様性に応じて働く場所を自由に選べるようにすることの方が、事業の成長に良い影響を与えます。
実際に約2年間リモートワークという働き方を実践してきて、そう実感しています。

豪華なオフィスがなくとも、プロダクトを改善することはできますし、問題なく顧客対応もできます。
モチベーションなるものが下がることもなければ、生産性が下がることもありません。むしろ、高まっていきます。

私たちには、豪華なオフィスは必要ありません。 それぞれが最適な場所を選んで働けることの方が重要なのです。
私たちはこれからもリモートワークを実践し続け、より高い成果を追求していきたいと思います。