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2020.02.16

ブートストラップのビジネス Vol.2

ブートストラップ型のビジネスでは、少人数で会社を回していく上での工夫が必要となります。前回の Vol.1 の続きとして情報を共有します。

自分でやるか、他に任せるか

ブートストラップのビジネスでは、少人数でビジネスを行いつつも、他の会社とは違う特徴を出していくことが求められます。他の会社と同じようなビジネスであれば、わざわざ人の少ないブートストラップ企業にお願いするより、大企業の安心感を選ぶことになってしまいます。
そのため、自分でやることは、社内の人や競合などができないことに絞って仕事をしていきましょう。それ以外の自分でなくてもできる内容は、できる限り以下のような対応を探しましょう。

  • やらないという選択
  • プログラムによる自動化
  • 社内で他の担当者を見つける
  • 外注

自分にしかできないものに絞って、能力を磨き続けることで、よりビジネスを成功させることができます。
特定のことに集中するため、ブートストラップでは相手に “No” と伝えなければならない機会が多くなります。「自分がやることは全て自分の時間が取られる」という意識を強く持ちましょう。

続けることでのみ、成功が生まれる

どんな事業を始めたとしても、最初から成功することはありません。ビジネスを初めて3年、5年、10年と続けていくことでのみ、多くの利用者を獲得し、評判を得られるようになります。
ブートストラップでも、長いスパンで自社のビジネスに付き添い続けることが必要です。どれだけ時間がかかったとしても、最終的に成功すれば、今までやってきた全てが正しかったと言うことができます。しかし、その反対に時間をかけて最終的にサービスをクローズしてしまえば、今までやってきたこと全ては失敗だったということになります。

長い目でブートストラップのビジネスを始めましょう。

企業のイメージや文化を作る

決めなければならない事項として、Vol.1 で案内した「会社としてのルール」に加えて、「企業の方針」があります。
自分の会社が他人からどう見られたいのか。何のプロフェッショナルだと思われたいか。社内の誰もが納得できるように、文章としてまとめておきましょう。
それらを決めた上で、必要な行動をしていく流れとなります。方針を決めた本人だけでなく、社内にいる全員が、その方針を理解し、行動していくことが求められます。方針を理解せずに単に言葉だけがある状態になってはいけません。
実際に顧客に会ったり、顧客と電話やメールをしたりするのは、会社の中の誰か一人であり、相手は会社に対するイメージをその出会った人と紐付けます。 仮に、社内の A さんが会社の方針に沿わない行動を取ると、Aさんと出会った相手はあなたの会社に対して誤った印象を抱くことになります。
信頼関係を築くためにも、会社の誰と会っても、会社として同じ印象を相手に与えられるようにする必要があります。

終わりに

昨今、「安定」の意味がどんどん変わっているように思います。誰もが知っている日本の有名企業が大きな赤字によって早期退職者を募るニュースを聞くことも多くなっています。かつての “大企業に就職して長く働き続ける” ということが「安定」であると考える人も少なくなってきました。
では、これからの時代の「安定」とは何でしょう?それは、個人として世の中に必要とされるスキルや能力を持ち、それをお客様に提供できる状態ではないでしょうか。そのスキルや能力さえあれば、どんな会社にも就職できますし、今回のご紹介したようにブートストラップという形で自ら会社を始めることだってできます。
常に勉強し、常に成長し続けることが求められますが、それを楽しみながら、「安定」を感じられるような生き方を目指してみるのはどうでしょうか。

改めて、執筆にあたり、以下の本を大いに参考にしました。もし興味があれば読んでみてください。日本でもブートストラップのビジネス形態が増えていくことを願っています。

Bootstrap Business (English Edition)